勝手に繁殖するミナミヌマエビですが、ちゃんと繁殖させたい場合の飼育方法を紹介します。
ミナミヌマエビの赤ちゃんは、
- メダカ等に食べられてしまいますし
- 水槽掃除・水換え時に掃除されちゃう可能性もあります
なので、ミナミヌマエビを繁殖させたい場合は隔離して繁殖させましょう。
準備するもの
- 飼育ケース(100均のクリアプラケースでも可能)
- マツモ一本 もしくは メダカ産卵床
たったのこれだけです。
ミナミヌマエビが餌をあげなくても生きていけるように、水草を入れておきましょう。
サテライトケースがあれば、サテライトケースでも可能です。
ただ、
抱卵した親ミナミヌマエビの隔離
卵を抱卵したミナミヌマエビを見つけたら、まずは準備した飼育ケースに隔離しましょう。隔離時に、ちゃんと30分くらいかけて、水合わせをしましょう。
【注意】脱皮して卵を落としてしまうことも
水質変化を感じると、ミナミヌマエビが抱卵したまま脱皮してしまうことがあります。こうなったら、もうアウトです。
水はなるべく飼育水を使用し、ミナミヌマエビの赤ちゃんが孵るまで極力水換えを控えましょう。
でも私は、新水を使用してしまうケースが多いですけどね。
その代わり、水合わせを丁寧目に行います。
抱卵したミナミヌマエビの卵の色の変化
抱卵したミナミヌマエビは卵の色が変化していきます。
- 産卵したばかりは、卵の色は黒色
- だんだん卵の色が茶色に変化
- 卵の色が半透明になれば孵化間近
抱卵期間も、一般的に2週間~4週間かかるので、
抱卵したミナミヌマエビを見つけても直ぐに隔離をしなくても間に合います。
親ミナミヌマエビから卵がなくなったら
親ミナミヌマエビが抱えている卵がなくなったら、赤ちゃんエビが孵化しています。
赤ちゃんエビは、1ミリも満たない大きさなので、見つけられないかもですが、
飼育ケース内に動く姿がないか、探してみましょう。
親ミナミヌマエビは、機会を見て捕まえ、隔離前の水槽に戻しましょう。
赤ちゃんミナミヌマエビのベアタンク飼育
マツモやメダカ産卵床があると、ミナミヌマエビは安心しますが、
稚エビの飼育を、より観察したい場合は、物が一切ないベアタンク飼育も可能です。
餌と餌をあげる頻度
完全にベアタンク飼育の場合(自然に餌が発生する水草も入れていない場合)
- 餌は一日一回、
- グリーンウォーターをスポイド一杯をあげます。
私の場合、メダカ飼育もしているので、グリーンウォーターはいつでもあります。
水草があった方が、赤ちゃんエビ飼育に適していますが、
水草があると、赤ちゃんエビの姿を観察できなかったりしますからね。
ただ、こちらのベアタンク飼育の場合は、やはり稚エビの成長が遅く感じます。
ザリガニの餌をあげてみる
ある程度、稚エビのサイズが大きくなったら、ザリガニの餌とかを一粒あげるのもよいです(100均セリアで購入)。
頻度は、数日に一回でよいかなと思います。
20匹くらいの稚エビのベアタンクケースに、ザリガニの餌を一粒入れると、
稚エビが群がってきて、食べます。
お腹が減っていないと、稚エビは群がってこないので、
それで、餌やりの頻度を検討します。私の環境の場合、3日に一回程度です。ミナミヌマエビの背中の筋の色がなくなってきたら餌をあげます。
稚エビが、お腹が減っているときには、
朝餌をあげると、夜には餌は消えています。
メダカの赤ちゃんの餌
メダカの赤ちゃんの餌も、あげると稚エビが群がってきます。
メダカ飼育しているときに、ミナミヌマエビが残り餌を食べてくれる理由がわかりますね。
メダカの赤ちゃんの餌の場合は、あげる餌の量をコントロールできるところがよいですね。
水換えと水換え頻度
基本的に、餌をあげていないければ一週間程度水が持つかもしれませんが、
見た目で、水が汚れてきたなと感じたら、水換えを行います。
私のケースの場合、3日~1週間くらいに一回頻度で
水換えしてますかね。
水換え方法は、
- 赤ちゃんエビが入らないように、飼育ケースの上の方の水を、計量カップですくい、
- 赤ちゃんエビが計量カップに入っていないことを確認して捨てます。
- 水を減らした後、点滴で新水を流入します。
点滴での流入方法は、詳細は以下のリンクを参考にしてください。
この飼育を繰り返し、赤ちゃんエビが1センチ程度の大きさになるまで隔離ケースで飼育し、1センチくらいの稚エビサイズになったら、元の水槽等に返します。
うまく餌を与えられれば、簡単に成長します。
5mm程度の大きさだと、室内水槽飼育の場合は、
まだ水槽掃除の邪魔になるかもしれませんね(-.-;)
隔離ネットに入れると綺麗に掃除してくれる
汚くなった、メダカ用隔離ネットに稚エビを入れて置いて
しばらくしたら、
隔離ネットを
綺麗に掃除してくれ
稚エビも順調に成長してくれていました。
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