【メダカ飼育の疑問】容器の色でメダカの色が変わるってホント?

メダカ飼育
メダカ飼育

皆様、こんにちは! ペット として人気のメダカ。その可愛らしい姿を見ていると癒されますよね。メダカを飼育していると、ふと「飼育容器の色によってメダカの色が変わるって本当なの?」という疑問が湧いてくることはありませんか?

今回は、メダカと容器の色の関係について、解説していきます!

飼育容器の色でメダカの色が変わる?その真相に迫る!

結論から言うと、飼育容器の色によってメダカの色は変化します! これは、メダカが持つ保護色という機能によるものです。周囲の環境に合わせて体色を変化させることで、外敵から身を守ったり、周囲に溶け込んだりする習性があるんですね。

この体色の変化は、背地反応(はいちはんのう) と呼ばれる生理的な現象です。具体的にどのような変化が見られるのか、見ていきましょう。

  • 黒い容器の場合: メダカは体色を濃くする傾向があります。これは、黒い背景に溶け込むようにするためと考えられます。特に、黒色素が濃くなり、 黒 や 濃い灰色 に近い色に見えることがあります。
  • 白い容器や明るい色の容器の場合: メダカは体色を薄くする傾向があります。 明るい 背景に合わせて、 白 や 透明 に近い色に見えることがあります。色素が薄くなるため、色味が 弱くなる こともあります。
  • 青い容器の場合: 青色の容器では、メダカの体色が青っぽく見えることがあります。これは、色素の拡散と凝縮によるもので、特に青色の色素を持つ品種で顕著に見られることがあります。

なぜ容器の色でメダカの色が変わるの?

メダカの体色変化は、目から入った光の刺激が神経やホルモンを介して色素細胞に伝わることで起こります。

  • 暗い環境: 黒い容器のような暗い環境では、黒色素胞の中の色素顆粒が拡散し、体色が濃くなります。
  • 明るい環境: 白い容器のような明るい環境では、黒色素胞の色素顆粒が凝縮し、体色が薄くなります。

この反応は かなり早く 起こり、薄い色の容器から黒い容器に移すと、数分で体色が濃くなり始めることもあるようです。

写真は同じ個体のメダカです。写真だとあまり色の違いが判らないですが、目視だと明らかに色の違いを感じます。ものの30分でメダカの色が変わった感じでした。

メダカの色揚げには黒い容器がおすすめ!

もし、メダカの色をより濃く、鮮やかにしたいのであれば、黒い容器 で飼育するのがおすすめです。特に、改良メダカの場合、色揚げをすることで鑑賞性が格段に高まります。底砂も黒っぽいものを選ぶと、さらに効果が期待できます。

また、色揚げ用の餌を使用するのも 効果的 です。濃くしたい色に作用する成分が含まれた餌を選ぶと良いでしょう。

容器の色以外にも影響する要素

メダカの体色は、容器の色だけでなく、以下のような要素にも影響を受けます。

  • 品種: メダカには様々な品種があり、それぞれ持っている色素の種類や量が異なります。
  • 水質: 飼育水のpHや硬度なども、体色に影響を与える可能性があります。
  • 餌: 餌に含まれる栄養素が、体色の発色を左右することがあります。
  • 光: 屋外飼育で 日光 を浴びることで、より鮮やかな体色になることがあります。

まとめ:容器の色とメダカの色の不思議な関係

メダカは、飼育容器の色によって体色を変化させるという興味深い特徴を持っています。これは、メダカが生き抜くための 自然な 防御機構 なのです。

もしあなたがメダカの色をより深く楽しみたいのであれば、飼育容器の色にも 注意 を向けてみてはいかがでしょうか。

#メダカ #飼育 #容器 #色 #体色変化 #保護色 #背地反応 #黒容器 #白容器 #メダカの色揚げ #アクアリウム # ペット # 生物学 # 情報

コメント

タイトルとURLをコピーしました