皆さん、こんにちは!私です。週末の楽しみのため、日々資産形成に励む個人投資家の皆さん、最近のマーケットの動きに胃が痛くなっていませんか?
私事ですが、調子よいと思っていたカンロ株(2216)を、先日ついに手放しました。しかも、利益確定ではなく、損失を抱えての損切りです。今日は、その失敗の全容と、そこから学んだ投資の教訓を包み隠さずお話しします。
2025年、上昇トレンドに乗ったカンロ株
今年に入って、食品セクターの中でも特に注目度が高かったカンロ。業績好調のニュースが相次ぎ、株価は期待とともにぐんぐん伸びていました。私の投資戦略でも、高配当と成長性を兼ね備えた「優良銘柄」として、長期保有の予定でした。
順調に含み益が増えるたびに、「これでまた趣味の機材が買えるぞ!」と皮算用をしていたんです。
突然の急降下!そして訪れた「限界」
しかし、全てが変わったのは2025年10月末です。

カンロの株価は、まるで何かに追われるかのように急激に下落し始めました。初めは「一時的な調整だ。すぐに買いが入るだろう」と信じ、チャートとにらめっこしながらホールドしていました。
ですが、下げ止まる気配はなく、とうとう私が個人的に決めていた損切りルールである「購入価格から20%の下落」を超えてしまいました。感情を押し殺し、これ以上のリスクを取るべきではないと判断し、無念の売却に至りました。

株価急落の正体は?12月期3Q決算の「失望売り」
一体、何が株価暴落の原因だったのか?
カンロの決算月は12月で、この10月29日に第3四半期(3Q)決算が発表されました。好業績が続いていたため、市場は非常に高い期待を持っていました。
しかし、発表された決算内容は、以下の理由から「失望」へと変わり、大規模な売り圧力を生んだのかなと思いました。
- 上方修正の見送り:業績の進捗率から、多くの投資家が通期業績の上方修正を織り込んでいました。それが見送られたことで、「期待外れ」と受け止められ、失望売りが殺到。
- 成長スピードの鈍化:直近四半期の利益の伸びが、過去と比べて減速していることが示唆され、「成長のピークは過ぎたのでは?」という警戒感が広がりました。
増益は達成したにもかかわらず、期待値が高すぎたために、逆に株価が崩壊するという、株式投資の恐ろしさを改めて痛感する出来事でした。
私の痛恨の反省:致命的な「後追い投資」
今回の大失敗の裏には、私個人の投資ルールを破った致命的なミスがありました。それは「買うタイミングの悪さ」です。
私がカンロ株を購入したのは、四季報が発売され、その好材料を受けて株価が既に大きく上昇した後、約1ヶ月経ってからでした。つまり、情報が出尽くし、人気化して割高になった株を、完全に「後追い」で購入してしまったんです。
人気化して天井が近い状態で購入すると、今回のように少しでもネガティブな情報が出た途端、利益確定組と狼狽売り組の両方の売りに巻き込まれ、損失が瞬時に拡大してしまいます。
今回の損失は痛いですが、この経験は、衝動的な投資の危険性を理解するための高い授業料だと肝に銘じます。
株価変動は激しいものですが、皆さんも高値掴みには十分注意し、リスク管理を徹底して資産運用を進めてくださいね!私も趣味を続けるため、冷静に次の投資戦略を練り直します!

参考までに、同タイミングに購入した網屋(4258)も、とっくに損切していたんですが、こちらは10月末に株価が戻りだしていました。どっちにしても、自分のルールを無視して購入した場合、失敗したときに後悔が大きいですね。

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