仕事以外の趣味に生きたい管理人の私です!
メガネ選びの迷走に終止符を打つ、決定的な「数字」が出揃いました。 自分の一週間の時間を棚卸ししてみると、私がどこに投資すべきか、驚くほど明確な答えが見えてきましたよ。
今日は、「週110時間の視界ログ」から導き出した、現代のデスクワーカーのための最強メガネ戦略をお届けします。
遠近両用を試着して気づいた違和感。週110時間の「時間割」が教えてくれた真実
老眼を感じ始め、先日、メガネ屋で遠近両用を試着した際、「それでもなんだか近くを見るのが難しいな…」と購入を見送りました。
その直感は、数字で見ると完全に正解だったんです。
私の一週間の起きている時間110時間/168時間を、視界の距離別に分解してみました。
- テレワーク(PCモニター 80cm):55時間(50%)
- 私生活(家事・TV・スマホ):44時間(40%)
- 外出・移動(通勤・買い物):10時間(約9%)
- 運転:1時間(約1%)
なんと、人生の9割(計99時間)は「家の中(室内)」で過ごしていました。
それなのに、わずか1割の外出のために、生活の半分を占める「55時間の仕事」を不便なレンズでこなそうとしていた……。これでは体が悲鳴を上げるのも当然です。
110時間のライフログから導く、メガネの種類別・徹底比較表
一週間のスケジュール(テレワーク55時間、外出・移動10時間、運転1時間、その他44時間)を、視界の「距離」ごとに細かく分類しました。
| レンズの種類 | PC作業(週55h) | 家事・TV(週27h) | スマホ(週17h) | 通勤・移動(週10h) | 車の運転(週1h) | 人体への影響 |
| 中近両用 | ◎ (最強) | ◎ (自然) | ◎ (快適) | ○ (室内なら) | × (危険) | 姿勢が整い肩こり激減 |
| 遠近両用 | △ (視野狭い) | ○ (見える) | ○ (見える) | ◎ (非常に便利) | ◎ (必須) | あごを出す姿勢で首が凝る |
| 普通のメガネ | △〜× (ボケる) | ◎ (クリア) | × (ボケる) | ◎ (快適) | ◎ (必須) | 近くを見る時に目が酷使される |
| 老眼鏡 | × (距離合わず) | × (歩けない) | ◎ (最高) | × (絶対NG) | × (絶対NG) | 合わない距離で頭痛・吐き気 |
※普通のメガネえも、スマホ時間を減らしたいのなら、これはこれでアリなんですよね。

距離を分けると見えてくる「中近両用」の真価
こうして「外出」と「家の中・室内」を分けると、中近両用がいかに「家の中のオールラウンダー」であるかが浮き彫りになりますね。
- スマホ(30cm): レンズの一番下を使えば、老眼鏡並みにクッキリ。
- テレビ(2〜3m): レンズの上部(室内用度数)を使えば、ソファに座ったままリラックスして視聴可能。
普通の老眼鏡だと、スマホは見えてもテレビはボヤけます。普通のメガネだと、テレビは見えてもスマホがボヤけます。この「家の中の視線移動(30cm〜3m)」を首を動かさずに視線だけで完結できるのが、中近両用の最大のメリットなんです。
参考:老眼世代(45歳以上)のメガネ利用率
老眼かも」と感じている40代・50代のうち、実際に累進レンズ(遠近・中近など)を使っている人の割合は以下の通りです。
| メガネの種類 | 利用率(45歳以上の目安) | 特徴と傾向 |
| 遠近両用 | 約 30% 〜 35% | 最も一般的。40代後半から徐々に増え、50代で急増します。 |
| 老眼鏡(単焦点) | 約 30% 〜 35% | 必要な時だけかける派。100円ショップ等の既製品も含みます。 |
| 中近・近々両用 | 約 5% 〜 10% | まだ少数派ですが、デスクワーカーを中心に急速に普及中。 |
| 普通のメガネ | 残りの層 | 近視用のまま(近くを見る時は外す)、または裸眼で粘る層。 |
ポイント:
40代ではまだ「遠近両用」への抵抗感が強く、保有率は18%程度に留まりますが、50代になると約30〜40%まで跳ね上がります。
なぜ「中近両用」の利用率はまだ低いのか?
全体での利用率が低い(1割未満)のには理由があります。
- 認知度の低さ: 多くの人が「遠近」か「老眼鏡」の二択だと思っており、「中近」というカテゴリーを知らずに遠近を作って失敗するケースが多いです。
- お店の提案不足: 短時間の検眼では、外でも使える「遠近」を勧められるのが一般的です。
- 「かけ替え」の面倒さ: 外出時は別のメガネにする必要があるため、1本で済ませたい層には敬遠されがちです。
結論:時間の「ボリューム」で選ぶのが、大人の賢い投資
こうして時間の多い順に並べると、一目瞭然ですね。 週の半分(55時間)を占めるテレワークと、次に長い家でのリラックスタイム。上位を含めた(計99時間)において、どちらも「◎(最適)」を獲得しているのは「中近両用」だけです。
逆に、遠近両用や普通のメガネが得意とする「外出・運転」は、私の生活ではわずか1割強。この短い時間のためにメインの9割を犠牲にするのは、もったいないと思いませんか?
- 週の9割(99時間)を支える「中近両用」をメインに。
- 週の1割(11時間)を支える「普通のメガネ」をサブに。
この優先順位の入れ替えこそが、疲れ知らずで趣味に没頭するための「最強のメガネ戦略」です。
「遠近両用が合わなかった」のは、あなたがこの時間のボリュームの差を、体が本能的に感じ取っていたからかもしれませんね!

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