AIや機械学習の専門知識がないからと、AWS Machine Learning Specialty (MLS)試験をためらっていませんか? 実は、私自身も全くのAI初心者でしたが、わずか2ヶ月半の勉強でこの難関資格に合格できました。今回は、その具体的な勉強法と、効率的に合格するための秘訣をすべてお伝えします。
結論:AWS MLSは「効率的な勉強法」でAI初心者でも合格可能!
まず、結論から言います。AWS MLSは、専門知識がなくても、AWSのサービスを「概念的に」理解すれば合格できます。 重要なのは、問題集を徹底的に活用することです。
前提条件:私のスペック
- AI知識: ゼロ。機械学習のモデルやアルゴリズムは全く知りませんでした。
- AWS知識: 少しあり。過去に他のAWS認定資格を取得した経験があります(SAA)。
- 勉強時間: 70〜100時間
- 勉強期間: 2ヶ月半
失敗談:遠回りした勉強法
効率的な勉強法にたどり着くまでに、いくつかの遠回りをしました。
- AWS Skill Builder: 正直、効率が悪く感じました。コースが膨大で、どこから手を付けていいか分からず、途中で挫折しました。
- Udemy講座: 高評価の講座を購入しましたが、内容が専門的すぎて頭に入らず、半分も視聴できませんでした。
これらの経験から、「座学」だけでは合格できないことを痛感しました。
合格の鍵:私が実践した効率的な勉強法
私の合格の鍵は、「AWSクラスルーム」と「問題集」の組み合わせです。
1. AWSクラスルーム:全体像をつかむ最高の機会
まず、勉強の初期段階でAWSクラスルームの1日コースに参加しました。特にAmazon SageMakerの実践的な演習は非常に役立ちました。
- SageMakerの概念を視覚的に理解できる
- 実際に手を動かすことで、サービスの全体像がつかめる
- 疑問点を講師に直接質問できる
これにより、抽象的だったAIや機械学習の概念が明確になり、その後の勉強が格段に進めやすくなりました。
2. クラウドライセンスの問題集を徹底的に繰り返す
これが最も重要です。クラウドライセンスという問題集を、ひたすら繰り返しました。
- 反復学習: 全問題を3回繰り返しました。間違えた問題は、正解するまで何度も解き直しました。
- AIを活用: 専門用語や概念で分からない部分は、**Gemini(AI)**に質問して、かみ砕いて説明してもらいました。これにより、知識の定着が早まりました。
3. キーワードで記憶する
AWS MLS試験は、問題文が非常に長いです。そのため、キーワードで問題と答えを紐づける学習法が効果的でした。
- 例:「特徴量エンジニアリング」と来たら「Amazon SageMaker Feature Store」
- 例:「データの偏り」と来たら「バイアス検出」
このように、「このキーワードが出たらこの答え」という連想ゲームのようにして覚えました。AWS試験には独特な日本語訳があることにも気が付きました。
本番試験と合格までの道のり
- 試験の内容: 実際の試験では、問題集と全く同じ問題と、キーワードや概念が似ている問題が6割以上ありました。
- 初見の問題: 約15問(全65問中)は、全く見たことがない問題でした。しかし、基本的な概念を理解していれば、消去法で正解を導き出せるものも多かったです。
試験終了後、結果は翌営業日以内にメールで届きました。メールを開封して「合格」の文字を見たときは、本当に嬉しかったです!
まとめ:AWS MLS合格への道
AWS MLSは、決して簡単な試験ではありません。しかし、正しい勉強法と戦略があれば、AI初心者でも十分合格できます。
- 問題集を中心に学習する
- AWSクラスルームで全体像をつかむ
- キーワードで効率的に覚える
- AI(Geminiなど)を学習パートナーとして活用する
これからAWS MLS試験に挑戦するあなたの参考になれば幸いです!
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