「勝手にテザリングがONに!?」iPhoneのデータ消費に悩むあなたへ
iPhoneユーザーの皆さん、こんな経験ありませんか? 「iPhoneでインターネット共有(テザリング)をオフにしているのに、なぜかiPadが勝手に接続して、データ通信が始まってしまう…」
特に格安SIMを使っている方や、データ消費量を気にしている方にとっては、思わぬデータ量超過やバッテリーの消耗につながりかねない、悩ましい現象ですよね。
今回は、この「iPadが勝手にiPhoneのテザリングを有効にする」謎の現象の正体と、あなたのiPadが意図せずインターネット共有に繋がらないようにする、賢い設定方法を徹底解説します! この記事を読めば、無駄なデータ消費に悩まされず、快適なAppleデバイスライフを送れるはずです。
(具体的に私の場合は、親の格安SIMiPhoneに子供が利用するiPadが勝手に接続してきてしまう問題です。)
正体はAppleの便利機能「Instant Hotspot」だった!
「iPhoneでテザリングをオフにしてるのに、なんで!?」

この現象の犯人は、Appleが提供する便利な連携機能「Instant Hotspot(インスタントホットスポット)」です。
これは、同じApple IDでサインインしているiPhoneとiPad(またはMac)の間で、iPhoneのインターネット共有を明示的にオンにしなくても、iPad側のWi-Fiネットワーク一覧にiPhoneの名前が表示され、それを選択するだけで自動的にテザリング接続を有効化してくれる機能なんです。
本来は非常に便利な機能で、例えば、外出先でiPadを使いたいときに、いちいちiPhoneを取り出してテザリング設定をオンにする手間が省けます。しかし、裏を返せば、ユーザーの意図しないタイミングでテザリングが有効化され、データ通信量が増えてしまう可能性があるわけです。特に、自宅にWi-Fiがあるのに、なぜかiPhoneのテザリングに繋がってしまう…といったケースで、困る方も少なくありません。
もう悩まない!iPadが勝手にテザリング接続しないための設定術
iPhone側で「インターネット共有」をオフにしたり、「ほかの人の接続を許可」をオフにしたりしても、同じApple IDのデバイスにはInstant Hotspotが機能し続けてしまうのが、現在のAppleの仕様です。
しかし、iPad側でこの「自動接続」を停止させる、最も直接的で効果的な方法があります。
【最優先】iPadのWi-Fi設定で「インターネット共有へ自動接続」を調整する
これが、あなたの問題を解決する最も効果的な方法です。iPad側で、iPhoneのインターネット共有に自動的に接続しないように設定を変更しましょう。
- iPadの「設定」アプリを開く。
- 「Wi-Fi」をタップする。
- 画面を少し下へスクロールしていくと、「インターネット共有へ自動接続」という項目が見つかります。
- ここが初期設定の「自動」になっていると、iPadはiPhoneのテザリングを自動的に検知して接続しようとします。ここを以下のどちらかに変更しましょう。
- 「接続を確認」: 接続しようとする際に、iPadの画面に確認のダイアログが表示されるようになります。「接続しますか?」と尋ねてくれるので、意図しない接続を防げます。
- 「しない」: この設定にすると、iPadはiPhoneのテザリングを一切自動では接続しようとしなくなります。手動で接続したい場合は、Wi-Fiネットワーク一覧からiPhoneを選び直す必要がありますが、勝手に繋がる心配はなくなります。
目的: 勝手に接続されるのを防ぎつつ、必要な時に手動で接続したい → 「接続を確認」
目的: 完全に自動接続を停止したい → 「しない」
その他の回避策(状況に応じて)
上記の設定が最も効果的ですが、状況によっては以下の方法も役立ちます。
- iPadのWi-Fi接続を一時的にオフにする: iPadを使わない時や、自宅のWi-Fiに接続している間は、iPadのコントロールセンターからWi-Fiをオフにしてしまうのも手軽な方法です。これなら、iPhoneのテザリングを拾うこともありません。
- Bluetoothをオフにする(テザリングを使わない時): Instant Hotspot機能は、Wi-FiだけでなくBluetoothの検出機能も利用しています。もし、iPhoneのテザリングを他のAppleデバイスに全く使わせたくない場合、iPhoneのコントロールセンターからBluetoothをオフにしてみましょう。これにより、Instant Hotspotの検出自体が行われなくなります。ただし、AirPodsなどのBluetoothデバイスも使えなくなる点には注意が必要です。
まとめ:賢い設定でデータもバッテリーも節約!
iPhoneでテザリングをオフにしていても、iPadが勝手に接続されてしまう現象は、Appleの便利な「Instant Hotspot」機能によるものです。しかし、ご紹介したiPadのWi-Fi設定「インターネット共有へ自動接続」の変更が、この問題を解決する最も確実でシンプルな方法です。
この設定をマスターすれば、もう意図しないデータ消費やバッテリーの減りに悩まされることはありません。あなたのiPhoneとiPadを、より賢く、そして快適に活用して、データ節約とバッテリー長持ちを実現しましょう!
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