火災保険の更新で料金2倍!?10年契約廃止の理由と、値上げに対抗する見直し術

マイホームな話
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普段は「仕事以外の趣味に生きる」をモットーに、人生を楽しむためのあれこれを綴っていますが、今日はちょっと現実的で、でも避けては通れない「お金と固定費」の話をさせてください。

先日、我が家に「火災保険の更新案内」が届いたんです。 中身を見て、正直コーヒーを吹き出しそうになりました。「え、記載ミスじゃないの?」と目を疑うレベル。

今回は、皆さんも直面するであろう火災保険の更新と、とんでもない値上がりの実態、そして私たちが取るべき対策について、私の実体験を交えてシェアします。

【衝撃】10年前の「10年分」と今回の「5年分」が同じ金額!?

まず、一番伝えたかった衝撃の事実から。 私が前回契約したのは10年前。当時は「10年一括払い」で契約していました。

今回、更新のタイミングで見積もりをとってみると……。

  • 契約期間: 10年 → 5年に短縮
  • 保険料: 10年前の10年分と、今回の5年分がほぼ同額むしろそれ以上。

計算すると、実質的な年間の保険料は「2倍以上」に跳ね上がっていることになります。 「趣味にお金を使いたいのに、こんな固定費で削られるなんて!」と叫びたくなりましたが、保険屋に話を聞いてみるとこれには深いワケがありました。

なぜここまで高くなった?値上げと期間短縮の背景

実は、ここ数年で火災保険を取り巻く環境は激変しています。主な理由は以下の2点です。

1. 自然災害の激甚化・頻発化

ここ数年、毎年のように「観測史上初」や「数十年に一度」クラスの大型台風やゲリラ豪雨、雹(ひょう)災が発生していますよね。 これにより、保険会社の保険金支払額が莫大に膨れ上がりました。保険会社としても、保険料を上げざるを得ない状況が続いているのです。

2. 最長契約期間が「10年」から「5年」へ

以前は36年、直近までは10年契約が可能でしたが、2022年10月から最長契約期間が「5年」に短縮されました。 これは、「将来の自然災害リスクを予測するのが困難になったため」です。10年先の気候なんて誰も読めない時代になってしまった、ということですね。

注意: 期間が短くなるということは、それだけ「値上げの影響を受けるサイクルが早くなる」ということも意味します。

そのまま更新?それとも見直し?メリット・デメリット

さて、ここからが本題です。

届いた更新ハガキを見て、「面倒だからそのまま更新でいいや」と思っていませんか?

ちょっと待ってください。そこが節約の分かれ道です。

そのまま更新するメリット・デメリット

内容
メリット手続きが楽。補償の切れ目がない安心感。
デメリット高い保険料を払い続ける可能性大。 不要な補償がついているかも。

見直し(乗り換え)をおすすめする理由

私は断然、「見直し・比較」をおすすめします。理由は3つあります。(私も今回火災保険への理解を深めるととともに、見直しました。)

  1. 保険会社によって得意・不得意がある
    • 同じ補償内容でも、会社によって数万円単位で金額が変わることがザラにあります。(これは難しいですね。今回私は保険屋の言う提案を信じることにしました)
  2. ライフスタイルの変化に合わせる
    • 子供が独立した、高価な家財が減ったなど、必要な補償額が変わっている可能性があります。
  3. 不要な特約を外せる
    • これが一番大きいです。次で詳しく解説します。

保険料を抑えるための「裏ワザ」的なチェックポイント

見積もりが高い!と感じたら、以下の項目をチェックしてみてください。私はこれで少し安くできました。

1. 「水災」補償は本当に必要?

ハザードマップを見てください。もしお住まいがマンションの高層階だったり、高台にあって浸水リスクが極めて低い場合、「水災」を外すと保険料がグッと下がることがあります。 (※ただし、土砂崩れリスクがある場合は外さないでくださいね!)

2. 「免責金額」を設定する

免責金額(自己負担額)を「0円」にしていませんか? これを「3万円」や「5万円」に設定するだけで、保険料は下がります。「小さな修理は自分で出すから、大きな被害の時だけ助けて」というスタンスに変えるのがコツです。

3. 破損・汚損の有無

「子供がテレビを壊した」「掃除中に壁に穴を開けた」といったうっかりミスを補償する特約。 小さな子供がいない、あるいは「そのくらいなら自分で直す」という場合は、外す検討もアリです。

4. 保険金額を見直す

保険屋さんは、今の再調達価額(新価)で、今の物価高に合わせて金額をアップさせて提案してくると思います。しかし、万が一そういう災害にあってしまったときは、その時は諦め、今と同じではなく平屋やもう少し必要最低限のこじんまりした家に住むのもありかもしれません。

まとめ:浮いたお金で趣味を楽しもう

火災保険は「万が一」のためのお守りですが、過剰な保険料を払って今の生活(や趣味!)を圧迫しては本末転倒です。

  • 値上がりは全国的な傾向(諦めずに比較する)
  • 10年契約はもうできない(5年ごとに見直すチャンスと捉える)
  • ハザードマップや免責設定でカスタマイズする

面倒くさがらずに一度シミュレーションをしてみるだけで、数万円近く浮くこともあります。その浮いたお金で、新しい趣味の道具を買ったり、旅行に行ったりする方がずっと有意義ですよね。

皆さんも、更新通知が来たら「高い!」と嘆くだけでなく、一度冷静に見直してみてください。

今の保険証券を用意して、一度ハザードマップを確認してみませんか?

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