春の訪れとともに、メダカの飼育も活気づく季節です。我が家のメダカもついに産卵を開始!そこで今回は、初心者の方でも安心して取り組める、メダカの赤ちゃん(針子)の簡単な育て方を、ご紹介します。メダカの飼育に興味がある方は必見ですよ!
1.【メダカ 産卵】卵の回収方法と飼育ケースの準備
待望のメダカの卵を発見!
メダカが卵を産卵したら、速やかに卵を親メダカから回収しましょう。親メダカが卵を食べてしまうことがあります。
次に、飼育ケースの準備です。汲み置きしていない水道水をそのまま入れたケースに、回収したメダカの卵をそっと入れます。

不思議なことに、この水道水が、メダカの卵が孵化するまでの約10日~2週間で、自然とグリーンウォーター化していくことが多いです。グリーンウォーターは、メダカの針子にとって最適な環境の一つと言われています。
飼育ケースには、手軽に入手できるダイソーのコンテナボックスをよく利用しています。もしNVボックスに空きがあれば、そちらを使うこともあります。NVボックスは強度があり、メダカの飼育におすすめの容器です。
2.【メダカ 赤ちゃん 餌】孵化後3日間の注意点と初期の育て方
ついにメダカの赤ちゃん、通称「針子」が孵化し始めました!

孵化してからの最初の3日間は、メダカの赤ちゃんはまだお腹に栄養が残っているので、特に餌を与える必要はありません。4日目以降を目安に、メダカの赤ちゃん専用の餌を少量ずつ与え始めましょう。餌は、粉末状のものがおすすめです。
飼育水の水位が低くなってきたら、カルキ抜きをしていない水道水を足し水してあげましょう。水温の変化に注意しながら、ゆっくりと足してくださいね。

上の写真は、一匹目が孵化しました(4/27くらいに孵化)。
その後、1週間以内でぞくぞくとメダカの赤ちゃんが孵化し始めました。
3.【メダカ 針子】魔の2週間を乗り越える!飼育のポイント

メダカの赤ちゃんの飼育で最も注意が必要な時期、いわゆる「魔の2週間」に突入です。この期間を無事に乗り越えられれば、メダカの飼育は一段落と言えるでしょう。
この2週間の間にメダカの赤ちゃんが死んでしまう原因の一つに、「餌にありつけない」ということがあります。そのため、餌に簡単にたどり着けるように、飼育ケースは少し小さめのものを選ぶのが良いかもしれません。

孵化から2週間以上が経過し、メダカが少し大きくなってきたら、より大きめの飼育ケースに移動させてあげると、成長が促進されます。
【裏技】最初から大きめの容器で飼育するメリット・デメリット
実はメダカの赤ちゃんを最初から大きめの飼育ケースで飼育してみたところ、成長速度が明らかに速いという結果が出ました。

ただし、大きめの容器では餌が広範囲に散らばりやすく、メダカの赤ちゃんが餌にたどり着けないというリスクも考えられます。メダカの数や餌の与え方を工夫する必要があるでしょう。これは、成長速度を優先するか、餌へのアクセスしやすさを優先するかという、リスクとリターンのバランスになります。
【簡単】メダカ 水換えの方法:針子に優しい水換えとは?
メダカの赤ちゃんの水換えは、慎重に行う必要があります。
- 軽量カップなどを使い、メダカの赤ちゃんを吸い込まないように注意しながら、飼育水をゆっくりと汲み出します。(上記写真参照)
- または、排水ホースの先にチュール生地などの細かい布を被せ、メダカの赤ちゃんが吸い込まれるのを防ぎながら、飼育水を排水します。(下記写真参照)


新しい水を入れる際には、メダカの赤ちゃんに負担がかからないよう、ゆっくりと注ぎ入れます。私の場合は、メダカの赤ちゃんでも親メダカでも、水温を合わせた水道水をシャワーで優しく足しています。
【失敗談】自動水換えはNG?メダカ 稚魚を全滅させた経験
以前、親メダカの飼育で成功した簡易オーバーフローを利用した自動水換えを、メダカの赤ちゃんにも試してみました。水を少量ずつ足し続け、オーバーフローさせて古い水を排出する方法です。

しかし、小さいメダカの赤ちゃんの場合、水流に耐えられず、全てオーバーフローしてしまうという大失敗に繋がりました。この経験から、小さいメダカの赤ちゃんには、上記写真のような環境での自動水換えは絶対に避けるべきだと学びました。
4.【メダカ 親子】親メダカとの合流時期と注意点
子メダカの大きさが大体1cm程度まで成長すれば、親メダカに食べられてしまうリスクはかなり低くなります。このくらいの大きさになれば、親メダカと一緒に飼育することが可能です。

ただし、油断は禁物です。子メダカがまだ小さいと、親メダカに追い回されたり、最悪の場合食べられてしまうこともあります。心配な場合は、もう少し子メダカが大きくなるまで待つ方が安全かもしれません。合流させる際は、子メダカの様子を注意深く観察するようにしましょう。

失敗すると、親メダカに追い回されて、食べられてしまします。
当然、もう少し待った方が無難かもです。

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