こんにちは!趣味を全力で楽しむために、賢くお金を管理したい私です。
今日は、将来の自由時間をより豊かにするための、「自分年金」の最適化についての話です。
「将来のために積み立てを増やしたいけど、iDeCo(個人型)と企業型DC(企業型)、結局どっちがお得なの?」と悩んでいる方も多いはず。私が実際に検討し、あえて「併用しない」という答えを出したプロセスと、検討中に見つけた「知っておくべき出口の知識」をシェアします。
会社員ならまずは「企業型DC」の状況を確認
私の場合、勤務先が三井住友信託銀行の企業型DCを導入しており、退職金の一部として「標準プラン」に強制加入している状態でした。
実は、この制度には「まだ自分でお金を足せる枠」が残っていることが多いんです。
【自分の「残り枠」を調べる方法】
- 給与明細を確認:「企業型拠出金」や「DC」といった項目があるかチェック。
- 専用サイトにログイン:三井住友信託などのマイページで「拠出限度額」と「現在の設定額」を確認。
私の場合、あと1万円の余裕があることが判明。この1万円をどう活かすかが運命の分かれ道です。
徹底比較:iDeCo併用 vs 企業型DC一本化
ここで「iDeCoを新しく作る(併用)」という選択肢も浮上します。実は、併用には「最強の出口戦略」というメリットがあるからです。
| 選択肢 | メリット | デメリット |
| 企業型DC一本 | 管理が圧倒的に楽。手数料も原則会社負担。 | 商品が会社指定のみ。受け取り時期が退職金と重なりやすい。 |
| iDeCoを併用 | 魅力的な商品が選べる(圧倒的な「商品ラインナップ」の自由度)。さらに受け取り時期をずらして節税できる。 | 口座開設の手間と、毎月の手数料が自己負担。 |
併用の隠れたメリット「退職所得控除」の最大化
iDeCoを併用して口座を分けておくと、受け取る時期を「iDeCoは60歳、会社の退職金は65歳」のように5年以上ずらすことで、税金を安くする控除枠を2回分フル活用できるパターンがあります。これは知っている人だけが得をする、まさに「裏ワザ」的なメリットです。
私がそれでも「企業型DC一本」を選んだ理由
そんな魅力的な節税メリットを知った上でも、私は一つの管理画面で完結する「企業型DCでの増額(マッチング拠出)」を選びました。
理由は、私のライフスタイルが「管理コストの最小化」を最優先しているからです。
- 三井住友信託で口座をもう一つ作る手間を省きたい
- 複数のIDや資産状況をチェックする時間やよりたくさんの商品ラインナップで悩む時間を趣味に回したい
- 現時点での手数料(自己負担分)をゼロにしたい
趣味に生きる私にとって、資産運用にエネルギーを使いすぎず、今のシステム内でサクッと設定を終えて放置できることが、長期継続のコツだと判断しました。理由は、私にはNISAという投資もあるので。
※iDeCoと企業型DCがNISAに勝るメリットは「今年の所得税と来年の住民税」がダイレクトに安くなることです。逆にデメリットは「60歳まで引き出せない」という強力なロックです。
結論
今回の検討を経て、私の最適解はこうなりました。
- 管理の煩雑さを避け、企業型DC一本に集約してスッキリさせる
- 余っていた1万円の枠を使い切り、今すぐ得られる節税効果(所得控除)を優先
- 浮いた管理の手間と節税分で、今の趣味をもっと充実させる!
「将来の大きな節税(iDeCo併用)」か「今の圧倒的な楽さ(一本化)」か。
もしあなたが「管理が面倒で結局何もできていない」なら、まずは今の企業型DCの残り枠を埋めることから始めてみてはいかがでしょうか?

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