電気代を節約するために、契約アンペアを50Aから40Aに下げられないか調べてみた話です。
我が家は長年50Aで契約していますが、これまでブレーカーが落ちたことは一度もありません。
「そもそも50Aも必要なのだろうか?」
調べてみると、50Aから40Aに下げるだけで、年間約3,800円節約できることがわかりました。
ただ、アンペアを下げて頻繁にブレーカーが落ちるようになっては困ります。
そこで今回は、50Aと40Aの違いや電気代の節約額を調べ、実際の電気使用量から40Aでも足りそうか確認してみました。
50Aから40Aに下げても大丈夫?
結論からいうと、40Aで足りるかどうかは、家電をどれだけ同時に使うかで決まります。
電気使用量が少ない家庭でも、電子レンジやドライヤー、エアコンなどを同時に使えば、一時的に大きな電力が必要になります。
反対に、家電の同時使用が少なければ、50Aも必要ない可能性があります。
我が家の場合、これまで契約容量の超過によって電気が止まったことはなく、40Aへの変更を前向きに考えています。
ただし、過去に最大何A使ったのかは確認できていません。現時点では、40Aでも絶対に問題ないとは判断できない状況です。
50Aと40Aの違いは?契約アンペアとは
契約アンペアとは、家庭で同時に使える電気の上限を決める契約上の数値です。
A(アンペア)は電流の単位で、数字が大きいほど複数の家電を同時に使いやすくなります。
一般的な家庭では、次のように考えられます。
| 契約アンペア | 電力の目安 |
|---|---|
| 30A | 約3,000W |
| 40A | 約4,000W |
| 50A | 約5,000W |
| 60A | 約6,000W |
※一般的な単相3線式の家庭における100V換算の目安です。実際には200V機器や回路ごとの電流制限なども影響します。
例えば、エアコンと電子レンジ、ドライヤーを同時に使うと、消費電力の合計が大きくなります。
契約容量を超えると、契約ブレーカーやスマートメーターの電流制限機能が働き、電気が止まる場合があります。
A・W・kWhの違い
電気の明細には、A(アンペア)、W(ワット)、kWh(キロワットアワー)といった単位が出てきます。
- A(アンペア): 電流の大きさ
- W(ワット): 電力の大きさ
- kWh: 一定時間に使った電気の量
例えば、1,000Wの家電を1時間使うと、使用電力量は1kWhです。
つまり、電気料金の明細にあるkWhだけでは、最大何A使ったのかはわかりません。
この違いが、契約アンペアを見直す際の重要なポイントになります。
50Aから40Aに下げると電気代はいくら安くなる?
契約アンペアを下げるメリットは、基本料金を節約できることです。
我が家が契約している中部電力ミライズの「おとくプラン」で比較してみました。
| 契約アンペア | 基本料金(月額) |
|---|---|
| 40A | 1,284.56円 |
| 50A | 1,605.70円 |
| 60A | 1,926.84円 |
※2026年10月25日時点の公表料金(税込)。
50Aから40Aに変更すると、基本料金の差額は321.14円/月です。
年間では、
321.14円 × 12か月 = 3,853.68円
約3,854円の節約になります。
月額では数百円ですが、毎年続く節約と考えると、意外と大きいですね。
なお、これは同じ料金プランで使用電力量や割引条件が変わらない場合の試算です。電力会社や料金プランによって、基本料金や変更条件は異なります。
アンペアを下げても電気使用量は減らない
ここは勘違いしやすいところです。
契約アンペアを下げても、電気使用量そのものが自動的に減るわけではありません。
同じ家電を同じ時間だけ使うなら、基本的な使用電力量は変わりません。
今回のような料金プランで節約できるのは、主に契約アンペアに応じた基本料金です。
電気料金には、基本料金のほかに電力量料金や燃料費調整額、再エネ賦課金などがあります。
以前、実際の明細を使って電気代を計算したことがあるので、料金の仕組みを詳しく知りたい方は、電気代の計算方法を調べた記事も参考にしてみてください。
※リンク先は2022年当時の料金による計算例です。
40Aで足りる?契約アンペアの目安と確認方法
40Aで足りるかを考えるには、普段使っている家電の消費電力を確認する必要があります。
特に注意したいのは、消費電力の大きい家電を同時に使う場面です。
例えば、次のような使い方を考えてみます。
| 家電 | 消費電力の例 |
|---|---|
| エアコン2台 | 1,200W |
| 電子レンジ | 1,400W |
| 冷蔵庫 | 150W |
| テレビ | 100W |
| 照明など | 150W |
| 合計 | 3,000W |
※説明用の仮定値です。実際の消費電力は製品や運転状態によって異なります。
この例なら、合計3,000Wなので40Aの目安である4,000Wを下回ります。
ただし、エアコンは暖房運転時などに消費電力が増えることがあります。さらにドライヤーや電気ケトルなどを使えば、40Aの上限を超える可能性もあります。
契約アンペアは家電の同時使用で判断する
契約アンペアを決めるときは、電気を多く使う季節の状況も確認したいところです。
特に冬の暖房や夏の冷房、夕食時など、家電を同時に使う場面が重要になります。
電気使用量のグラフは参考になりますが、それだけでは瞬間的に必要なアンペアはわかりません。
そのため、普段どの家電を一緒に使うのかを確認することが大切です。
また、東京電力エナジーパートナーの公式サイトには、使用する家電から必要なアンペアを調べられるシミュレーションがあります。
我が家の電気使用量を調べてみた
ここからは、実際に我が家の電気使用量を確認した結果です。
我が家ではエアコンを複数台使用していますが、同時に使うのは2台程度です。
コンロはガスを使用しており、エコキュートや電気式床暖房なども使用していません。
また、電子レンジとドライヤーを同時に使うこともありません。
こうして整理すると、消費電力の大きい家電を同時に使う機会は、それほど多くなさそうです。
そこで、電力会社のWebサービスで過去の電気使用量を確認してみました。
冬の電気使用量を確認
以前、電気使用量が急に増えた原因を調べたこともあります。
そのときは、月別・日別・時間別のグラフを使って、電気の使い方を確認しました。
詳しくは、電気使用量が増えた原因を調べた体験談でも紹介しています。
まず、暖房などで電気を多く使う冬のデータを調べました。
2026年1月の使用量は約235kWhでした。
その中から使用量が多かった日を確認すると、1日の使用量は約8.2kWh。
さらに時間別のグラフを調べたところ、最も多かった時間帯の使用量は約1.1kWhでした。
1時間で1.1kWh使っていた場合、その時間帯の平均消費電力は約1,100Wです。
40Aの目安である4,000Wと比べると、かなり余裕があるように見えます。
ただし、ここで一つ問題がありました。
電気使用量のグラフでは最大アンペアがわからない
電力会社のWebサービスでは、時間帯別の電気使用量を確認できます。
しかし、私が確認したグラフはkWh表示で、最大何A使ったのかはわかりませんでした。
例えば、1時間で1.1kWh使っていたとしても、1時間ずっと1,100Wを使っていたとは限りません。
短時間だけ4,000W以上使い、残りの時間はあまり電気を使っていなかった可能性もあります。
つまり、1時間の平均使用電力が小さくても、瞬間的に40Aの契約容量を超える可能性はあります。
ここが、電気使用量のグラフだけでは判断できない難しいところでした。
我が家は40Aに下げられそう?
我が家では、消費電力の大きい家電を同時に使う機会が少なく、これまで50Aでブレーカーが落ちたこともありません。
そのため、40Aへの変更を前向きに考えています。
ただし、瞬間最大電流を確認できていないため、40Aで問題ないかは実際に変更してみないとわかりません。
昔はブレーカーが落ちることもあった
そういえば、私が子供の頃は、電気を使いすぎてブレーカーが落ちることが時々ありました。
ところが、今の我が家では一度もありません。
考えてみれば、子供にとっても、電気には一度に使える限界があると知る機会になるのかもしれません。
もちろん、停電すると困る家電もありますし、わざとブレーカーを落とすつもりはありません。
それでも、万が一落ちることがあっても、必要以上に神経質になることはないのかなと思っています。
そんなことも考えると、今の50A契約には少し余裕がありすぎるのかもしれません。
契約アンペアの変更方法と注意点
契約アンペアを変更する場合は、現在契約している電力会社に申し込みます。
Webサイトや電話など、申し込み方法は電力会社によって異なります。
スマートメーターが設置されている家庭では、遠隔操作で契約容量を変更できる場合もあります。
ただし、設備によっては現地作業が必要になるため、申し込んだ瞬間に変更できるとは限りません。
アンペア変更に費用はかかる?
変更費用は、電力会社や設備の状況によって異なります。
通常の契約変更は無料で対応できる場合もありますが、設備工事が必要になると費用が発生する可能性があります。
また、変更後に元のアンペアへ戻せるか、再変更に条件があるかも確認しておきたいところです。
アンペアを下げるデメリット
最大のデメリットは、家電を同時に使った際に契約容量を超え、電気が止まる可能性が高くなることです。
特に冬場は、エアコンや電気暖房などを同時に使う機会が増えます。
また、契約アンペアは変更後すぐに再変更できるとは限りません。電力会社によっては、原則1年間は再変更できないなどの条件が設けられている場合があります。
変更前に、費用や再変更の条件を確認しておくと安心です。
契約アンペアを下げる前に確認したいこと
契約アンペアを変更する前に、次の点を確認しておくと安心です。
- 現在の契約アンペアと料金プラン
- 電子レンジやドライヤー、エアコンなどの同時使用状況
- アンペアを下げた場合の基本料金の差額
- 変更に必要な費用や日数
- 変更後に元のアンペアへ戻せるか
特に、家電を同時に使ったときの消費電力は重要です。
電気使用量のグラフだけで判断せず、普段の生活でどんな家電を一緒に使っているかも確認してみてください。
まとめ
今回、電気代を節約できないかと考え、50Aから40Aへの変更について調べてみました。
わかったことは、次のとおりです。
- 50Aから40Aに下げると、年間約3,854円節約できる料金プランがある
- 適切なアンペアは、家電の同時使用状況によって変わる
- 電気使用量(kWh)のグラフだけでは、瞬間最大電流(A)はわからない
- 契約変更前に、費用や再変更の条件を確認した方がよい
我が家の場合、これまで50Aでブレーカーが落ちたことはなく、電力消費の大きい家電を同時に使う機会も比較的少ないです。
そのため、40Aへの変更は十分検討できそうだと感じています。
ただし、実際に40Aで問題なく生活できるかは、まだ確認できていません。
電気代の節約というと、家電の買い替えやこまめな節電を考えがちですが、契約アンペアを見直すという方法もあります。
私も今回調べるまで、50Aという数字をあまり意識していませんでした。
同じように、長年契約アンペアを変えていない方は、一度確認してみてはいかがでしょうか。

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