地方在住で東京勤務は得?通勤扱い・出張扱い・単身赴任の損益分岐を比較

●仕事・働き方
●仕事・働き方

テレワークの普及により、
地方在住のまま東京本社勤務とする運用が増えています。

出社は週1〜2回。
単身赴任はしない。

一見すると合理的です。

会社にとってもコストは抑えられ、
個人にとっても生活は維持できる。

でも、この働き方は
通勤扱いにするのか、出張扱いにするのかで意味が変わります。

この記事では、個人目線を軸に整理します。
あわせて、会社にとっての損益分岐も参考情報として確認します。

地方在住で東京勤務する場合の3つのパターン(通勤扱い・出張扱い・単身赴任)

① 勤務地:東京本社(通勤扱い)

  • 東京へ行くのは「通勤」
  • 通勤手当として毎月支給
  • 社会保険料の算定対象になり得る

② 勤務地:地元(東京は出張扱い)

  • 東京へ行くのは「出張」
  • 実費精算
  • 原則として社会保険料に含まれない

③ 東京へ単身赴任

  • 生活拠点を東京へ移す
  • 家賃補助+転勤手当が支給されることが多い
  • 転勤手当は課税対象

通勤扱い・出張扱い・単身赴任のお金の比較

前提:

  • 新幹線往復1万円
  • 週2回出社(8回/月)

→ 年間交通費 約96万円

単身赴任の場合:

  • 家賃補助10万円/月
  • 転勤手当5万円/月
    → 年間約180万円(会社負担)

① 通勤扱い

  • 交通費:約96万円
  • 社会保険料:増える可能性あり
  • 税金:公共交通機関なら月15万円まで非課税

② 出張扱い

  • 交通費:約96万円
  • 社会保険料:原則増えない
  • 税金:原則影響なし

③ 単身赴任

  • 会社負担は約180万円
  • 手当部分は課税対象
  • 生活コストが二重化しやすい

会社にとっての損益分岐点はどこか(参考)

ここでいう「損益分岐」は会社負担ベースです。

180万円 ÷ 1万円 ÷ 12か月
= 月15回出社

つまり、

  • 週3(12回)までは地方在住モデルが安い
  • 週4(16回)で単身赴任とほぼ同水準

これは会社コストの比較です。

通勤手当は非課税?社会保険料はどうなる?

公共交通機関の場合、
通勤手当は月15万円まで非課税です。

今回の月8万円なら税金は基本かかりません。

ただし、

  • 合理的経路であること
  • 上限超過分は課税
  • マイカー通勤は別基準
  • 規程と実態が一致していること

に注意が必要です。

差が出るのは税金よりも、社会保険料です。

  • 通勤扱い → 保険料が上がる可能性
  • 出張扱い → 原則影響なし

通勤時間という見えないコスト

片道2時間と仮定。

往復4時間 × 月8回
= 年384時間
= 約16日分

これは通勤でも出張でも原則労働時間外(出張の場合、うまくやれば勤務時間に含めれる可能性あり)。

週4出社なら約32日分。

お金以上に効いてくるのは、この時間です。

結論(個人目線)

週2〜3回出社前提なら、

個人にとって最も合理的なのは
「勤務地は地元、東京は出張扱い(②)」です。

理由は、

  • 社会保険料が増えにくい
  • 単身赴任ほど生活負担が重くない
  • 出社頻度が増えた場合に再整理の余地がある

ただし、このモデルは出社頻度に関係します。

週4以上に増えれば、

  • 交通費は単身赴任と同水準(会社側目線)
  • 通勤時間は年間30日超
  • 制度整理が必要になる(会社側目線)

今の出社回数ではなく、
「出社回数が増えたときにどうなるか」も考慮する必要があります。

前提条件を確認した上で選択することが、
最も合理的な判断といえます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました